ふじの 神奈川の秘境 移住者に大人気の町の本当の姿

神奈川の山奥にふじのという町があります。この町の本当の姿をご紹介します

なぜ1年で200人も移住者がくるのか?

なぜ不便な田舎町に移住者が年200人もくるのでしょう?

まず一番の理由はシュタイナー学園というドイツの教育学者が提唱した教育方針をとっている学校があるからです。

普通の日本の学校とはまったく違う不思議な教育をしていて、普通の日本の学校教育に疑問を持つ人たちに大人気です。

毎年入学希望者殺到だそうです。

授業料などかなり高額のため、この学校に入りたくて移住してくる人達はお金持ちです。

 

もう一つの理由は都会よりはるかに安く生活できるからです。

年収300万あればお金持ちと言われるような町です。

収入が少なく都会で生活できない人がぞくぞくと移住してきます。

ただし田舎町ですから働けるような職場はほぼなく、何か自分で何か自営するか、違法または違法すれすれのことをしてお金を稼ぐしかありません。

 

ふじのにはJR中央線が通っていて、新宿まで1本で行けます。

なので、自然豊かなところに住んで、仕事は都心に行こうと考えて移住してくる人もいます。

が、この考えは甘いです。町の紹介には「新宿まで50分」とか「60分」とか書いてありますが実際は乗り継ぎや電車を待つ時間を入れると、新宿まで1時間半はかかります。電車の本数も少ないので、電車の待ち時間が長ければもっとかかります。

 

移住してくる理由はこんな感じなのですが、実際に住むとなると、とても難しい問題が色々あって、数年で他の土地へまた移っていく人が多く、200人も移住者がきても人口は増えません。